パーティ(宴会)の種類と内容

 

サービスされる順序はレディーファーストの原則を守ります。

ゲストのご婦人から始まり、ホストの右側、次いで左側の順番に行われます。

 

 

メインテーブル以外の、ホストのいないテーブルでは、テーブルの先端からサービスが始まり、その列が終わったら反対側の先端に戻ってサービスされます。プラター盛りの料理が配られる場合は、左側から。飲み物は右側からサービスされます。皿盛りの場合は、右出し・右下げされます。

 

中座する場合椅子を引かれることがあります。席に戻ったときも椅子を引いて着席をお手伝いされることがあります。会食が一通り終了し、主催者や主賓がナプキンをテーブルに置いたり、最後の挨拶が済んだタイミングを見計らって、退場します。 ヨーロッパ各国は国によってサービスの仕方が異なったため、いろいろなサービスの種類があります。

 

サービス 内容
 フランス式サービス フランス料理のそもそもの成り立ちは王侯貴族たちの宮廷料理でした。高価な食材・盛りだくさんの食事の量は、富と権力の象徴でした。前菜、ポタージュ(スープ)、アントレ、ローストなどが次々と食卓に並びました。ある程度召し上がると、第二弾のサービスとして冷製ローストやサラダが、第三弾として温かいお菓子、ソルベ、アイスクリーム、プチフール(一口菓子)、果物などがサービスされて食事が終わるのです。

ロシア式サービス

(ゲリドンサービス)

ロシアの宮廷料理は17世紀末ごろ、フランスの宮廷料理人を招いて作らせたことから始まります。当時のフランス料理は、多くの料理をいっぺんに食卓に並べる方式でしたが、ロシアは寒冷地でもあり、せっかくの料理が冷めてしまわないよう、一品ずつ運ばせる方式を採用しました。
イギリス式サービス イギリス料理はフランス料理やイタリア料理に比べて、食材も限られていました。気候が厳しく、農業に適した土地が少なかったことも原因のひとつです。食材は新鮮であるものの、一年を通して変化が少なく、料理も塩と香辛料で味付けして焼くか・煮込むかという単純なものばかり。代表的なイギリス料理とされるローストビーフは、牛肉を丸ごと焼いた料理です。このローストビーフでは、焼いた肉の塊を招待客の目の前でホスト(招待した側)が切り分け、ゲストの皿に盛り付けます。それを直接渡すのではなく、待機しているウェイターがゲストにサービスしていきます。このようなサービス形式をイギリス式といいます。

プレート盛(皿盛り)

=アメリカンサービス

フランス、ロシア、イギリスの各国方式のサービスに比べ、略式なサービスなのがこの方式です。調理場で料理を皿に盛り付け、お客様にサービスするという、どこの国でも一般的なカジュアルレストランのサービス方法です。

パーティが始まったら

定刻になったら、案内係から案内があります。主賓(上位者)のゲストから会場入り口へと移動しますが、お互い誰が上位かわかりづらいときは、年配順に移動すると良いでしょう。

 

順序 内容
 1. 入場 パーティ会場の入口では、主催者のお迎え(レシービングライン)の手前から順に、一礼して進みます。

2. 着席

バッグを持っている場合、小さいバッグなら自分の背中と椅子の間に置きます。大きめなバッグは自席の椅子の下に置きます。このとき、サービススタッフの邪魔にならない位置になるように注意しましょう。ハンドバッグフックを用意すると、置き場所に困らず便利です。(場所は自席の左側)。間違ってもテーブルの上に置くことのないように注意してください。
3. 乾杯 わが国では一般に、食事が始まる前の挨拶の後に乾杯が行われます。会の内容や進行のよっては、コース料理のうちのデザートの前に乾杯が行われることもあります。

乾杯のポイント

順序 内容
 1. 飲み物を注いでもらう サービススタッフにより、乾杯用の飲み物が注がれます。飲み物が注がれるとき、グラスに手は添えません。仮にアルコールが苦手な場合でも、乾杯用のお酒は断らずに受けます。

2. 乾杯用の飲み物を知る

 

乾杯用の飲み物として一般的なものに、発泡性ワイン(スパークリング・ワイン)があります。国、または生産地によって製造方法も異なり、名称も変わります。
3. 乾杯のときは起立する スピーチの後に乾杯へと続きます。スピーチが終了し、乾杯の案内があった後、速やかに起立します。このとき、グラスを持ったまま立ち上がるのではなく、起立した後にグラスを持つようにします。グラスはスタンド(ステム)の部分を持ち自分の胸の高さに位置させます。乾杯の発声と同時に唱和を行い、微笑みながら目の高さまでグラスを上げて乾杯します。アルコールが苦手な人は唇を湿らす程度にしておきます。

4. 乾杯の際、

  グラスは合わせない

乾杯のとき、グラス同士をカチンと合わせることがありますが、これはお酒が飛び散ったり、薄いグラスがかけたりすることもありますので、やめたほうがいいでしょう。もし近くの人が合わせようとして来たら、そっと静かに合わせ返す程度にします。

5. 乾杯用のお酒は

  飲み干さない

会の内容によっては二度、三度と乾杯が行われる場合もあります。一気に飲み干さず、グラスに少し残しておくようにします。
6. 着席 乾杯が終わったら、まずグラスをテーブルに置いてから着席します。拍手が沸き起こったときは、グラスを置いて拍手します。着席したら再び椅子の位置を整え、食事が運ばれるのを待ちます。

注意ポイント

 食事中の爪楊枝の使用

爪楊枝はテーブルでは使わないものです。使うときは食事の終了後、化粧室で使うようにします。どうしても歯が痛む場合は、一時中座して化粧室で使います。

 

食事中の薬味・調味料の使用

自由に使って構いません。手近なところに薬味入れ(カスターセット)がないときは、サービススタッフか近くのゲストにお願いして取ってもらいます。卓上の薬味入れやバターの入ったバタークーラーは、着席者お一人おひとりにはセッティングされていません。立ち上がって取り上げたり、手を伸ばしたりするのは避けましょう。また、塩、胡椒などは、まず料理を一口味わってから使うようにするのがマナーです。

 

化粧直し 

女性の化粧直しは、基本的には食事の終了後に、化粧室やパウダールームで行います。食卓ではいたしません。

 

おひらき 〜閉会にまつわるマナー〜

おひらきになりましたら、席を立ち、使っていたナプキンを軽く畳んでテーブルにおいて席を離れます。このとき、同席の方々や周囲のテーブルごとに軽く会釈してから離席します。退場する順番は入場と同様、上位客から順次、出口へ進むようにします。主催者の送賓を受けるときは、あまり長話をせず、ひと言一礼程度の挨拶に留めるのがマナーです。

 

食事中にタバコは吸っていいの?

気分良く時間を過ごすのが食事のマナーです。以前は灰皿が出されていれば、吸ってよいとされていたが食事中は吸わないのがベター。特に近年は公共の場で禁煙が習慣になってな、退席後、指定の場所でタバコを吸いましょう。