カトラリーの素材について教えてください。

ステンレス

 

カトラリーの素材として最も多く使われているのが、ステンレスです。

ステンレスは、鉄にクロームやニッケルを混ぜた合金で、「18-8」や「18-10」といった区分をしています。

この表記は、「(クローム)-(ニッケル)」の含有率を表しています。

18-8ステンレスや18-10ステンレスなど、クロームとニッケルの含有率が高いほど防錆性が強くなり、高級であると言われています。

ステンレスの表記は、JIS規格で定められたSUS303やSUS304とすることが多いと思いますが、カトラリー業界では18-8ステンレスや18-10ステンレスなど、クロームとニッケルの含有率がわかりやすい表記を用いています。

 

ステンレス名 クローム含有率 ニッケル含有率 銅含有率 JIS記号
13-0ステンレス 13%以上 SUS410
18-0ステンレス 18%以上 SUS430
18-8ステンレス 18%以上 8%以上 SUS304
XM-7ステンレス 18%以上 9%以上 3% SUSXM7
18-10ステンレス   18%以上 10%以上 SUS315J1
18-12ステンレス 18%以上 12%以上 SUS316
20-20ステンレス 20%以上 20%以上 SUS310

洋白

 

洋銀、洋白銀器、ニッケルシルバーとも呼ばれ、純銀製カトラリーの代替品として作られました。

銅、亜鉛、ニッケルからなる合金です。

銅が主成分のため、柔らかく、成形に自在性があり、細かい装飾も含めてデザインを強調することができます。

純銀でメッキを施すため、感触が純銀に近く、外観も全く純銀カトラリーと変わりません。